Yoom Inc.が開発・提供する日本発の業務自動化プラットフォーム。AI・API連携・RPA・OCRといった複数の自動化技術を1つのサービスに統合し、プログラミング不要のGUI操作だけで一連の業務プロセスを自動化できる。タスクを自律的に実行する「AIワーカー」と、定型業務を連携先のアプリ間で自動処理する「フローボット」が中核機能で、750種類以上の外部サービスと連携可能。メール作成・議事録要約・ブラウザ操作(RPA)・書類のOCR読み取りなど、バックオフィス業務を幅広くカバーする。
主な特徴
- AIワーカーによる自律的なタスク実行: 「あなたの代わりに考えて動く」AIワーカーを自分で作成でき、毎回細かく指示しなくてもタスクをこなしてくれる
- フローボットで一連の業務を自動化: 「フォームで受け付けた内容をデータベースに登録し、Slackに通知してメールを送る」といった複数ステップの定型業務を、ノーコードのフロー設定だけで自動化できる
- 750種類以上のサービスと連携: Slack・Google Workspace・kintone・freeeなど、国内外の幅広いSaaSとAPI連携。国産サービスへの対応が手厚いのが海外ツールとの違い
- RPA・OCRも同一プラットフォームで: API連携に対応していないシステムはブラウザ操作(RPA)で自動化し、紙やPDFの書類はAI-OCRでデータ化できる。複数ツールを組み合わせる必要がない
- データベース・フォーム機能を内蔵: 情報の蓄積用データベースや入力フォームも内蔵しており、Yoomだけで受付から記録・通知までの仕組みを構築できる
- 豊富なテンプレート: 業務・アプリの組み合わせごとに用意されたテンプレートから始められるため、自動化の設計に慣れていなくても導入しやすい
料金
| プラン | 月額料金(年間契約時・税抜) | 月間タスク数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| フリー | ¥0 | 100回 | 一部アプリ連携、AIワーカー5個・フローボット5個 |
| パーソナル | ¥2,400 | 1,000回 | 個人向け、AIワーカー30個・フローボット10個 |
| ミニ | ¥16,000 | 5,000回 | 20ユーザーまで、全アプリ連携、フローボット無制限 |
| チーム | ¥40,000 | 15,000回 | 100ユーザーまで、プロジェクト権限設定、IP制限 |
| サクセス | ¥80,000 | 45,000回 | ユーザー数無制限、SAML認証SSO、構築サポート |
月間契約の場合は上記より割高になります。料金は2026年8月時点の情報です。最新の料金は公式サイトをご確認ください。
メリット・デメリット
✅ メリット
- API連携・RPA・OCR・AIを1つのプラットフォームで扱え、複数の自動化ツールを契約・習得する必要がない
- 日本製のため管理画面・ドキュメント・サポートが日本語で完結し、国産SaaSとの連携も充実している
- 無料プランがあり、小さな自動化から試して段階的に広げられる
- テンプレートが豊富で、ノーコードでも一連の業務フローを構築しやすい
⚠️ デメリット
- 実行量は「タスク数」で課金されるため、処理件数の多い業務では上位プランが必要になる
- 無料プラン・パーソナルプランでは連携できるアプリや作成できるボット数に制限がある
- 海外製の類似ツール(Zapier・Make)と比べると、海外SaaSの対応数やコミュニティ情報では見劣りする場合がある
- 複雑な条件分岐や大規模な自動化では、フロー設計自体にある程度の慣れが必要
類似サービスとの比較
| 比較項目 | Yoom | Zapier | Make | Power Automate |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | Yoom Inc.(日本) | Zapier(米国) | Make(チェコ) | Microsoft(米国) |
| 強み | AI・RPA・OCR統合、国産SaaS連携 | 連携アプリ数(8,000以上) | 柔軟なビジュアルフロー設計 | Microsoft 365との統合 |
| RPA(ブラウザ操作) | 対応 | 非対応 | 非対応 | 対応(デスクトップ版) |
| 日本語対応 | 完全対応 | 限定的 | 限定的 | 対応 |
| 無料プラン | あり | あり | あり | Microsoft 365に付帯 |
こんな人におすすめ
- 請求書処理・受付対応・通知連携など、バックオフィスの定型業務を自動化したい中小企業・チーム
- kintoneやfreeeなど国産SaaSを使っており、日本語で完結する自動化ツールを探している人
- API連携だけでなく、RPAによるブラウザ操作やOCRでの書類データ化もまとめて1つのツールで済ませたい人
- プログラミングの知識はないが、テンプレートを起点に業務自動化を始めてみたい人
まとめ
Yoomは、AI・API・RPA・OCRという複数の自動化技術をノーコードで統合した、日本発の業務自動化プラットフォームである。海外製の連携ツールと比べて国産SaaSへの対応と日本語サポートが手厚く、AIワーカーによる自律的なタスク実行まで踏み込んでいる点が特徴だ。まずは無料プランでテンプレートから小さな自動化を試し、タスク数や連携範囲が足りなくなったら有料プランを検討するとよい。