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Voice Gate ─ クレジット表記だけで使える、VIDWEB提供の無料AI音声読み上げサービス

動画制作会社の株式会社VIDWEBが提供するAI音声読み上げ(テキスト読み上げ)サービス。テキストを入力して音声タイプを選ぶだけで、ナレーション音声を生成しダウンロードできる。Google Cloud Text-to-Speechの音声合成技術を活用し、読み上げ速度やピッチ(高低)の調整にも対応する。2024年4月17日に一般公開され、官公庁・大学・病院・企業など全国1,000社以上の導入実績を持つ。最大の特徴は「クレジット表記さえすれば商用利用も無料」という料金体系にある。なお2026年7月31日をもって個人向けサービスの提供は終了し、現在は法人向けサービスへ完全移行している。

主な特徴

  • クレジット表記だけで商用利用まで無料: 「ボイスゲートを利用しています」という趣旨のクレジットを自社ウェブサイト等に掲載することが利用条件。この条件を満たせば、生成した音声を動画・施設放送・業務用途に無料で使える
  • 多言語・多数の音声タイプ: 公式サイトでは50以上の言語に対応と案内されている。言語ごとに性別・年齢・アクセントの異なる複数の音声タイプが用意されており、たとえば英語(米国)では女性・男性それぞれ複数の声から選べる
  • 速度・ピッチ・イントネーションの調整: 読み上げ速度は1.0がネイティブスピードで、そこを基準に速く・遅く調整できる。声の高低(ピッチ)も設定でき、強調したい箇所にはemphasisタグを使ってイントネーションを付けられる
  • 音声ファイルのダウンロード: 生成した音声はファイルとしてダウンロードでき、動画編集ソフトや館内放送システムなど手元のワークフローにそのまま組み込める
  • 法人での導入実績が豊富: 厚生労働省・総務省などの官公庁、広島大学・早稲田大学などの教育機関、立川病院をはじめとする医療機関、川崎重工業などの企業に導入されている
  • 登録なしでも試せる: 会員登録をしなくても月400文字までは利用でき、それ以上使う場合は会員登録が必要になる

料金

プラン料金主な条件
非会員(登録不要)無料月400文字まで。クレジット表記が必須
会員登録(法人向け)無料月400文字を超える利用が可能。クレジット表記が必須

一度に読み上げできる文字数は日本語で最大1,800〜2,000文字程度とされており、それを超えるテキストは分割して生成する必要がある。クレジット表記の書き方は用途によって案内が分かれており、動画・映像なら「この音声の一部は動画制作会社VIDWEBのボイスゲートを利用しています」といった記載を自社ウェブサイトに掲載する、施設内放送や社内資料なら企業サイトのお知らせ等に記載する、といった運用になる。SNSでの利用はリンクがクリッカブルになる媒体に限られる。

料金は2026年8月時点の情報です。最新の料金・利用条件は公式サイトをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • クレジット表記という明快な条件だけで、商用利用まで含めて無料で使える
  • 多言語に対応しており、外国語ナレーションの内製化に使える
  • 官公庁・大学・病院など公共性の高い組織での導入実績があり、導入判断の材料にしやすい
  • 速度・ピッチ・強調の調整ができ、単調になりがちな機械音声を用途に合わせて整えられる
  • 専用ソフトのインストールが不要で、ブラウザから試せる

⚠️ デメリット

  • 2026年7月31日で個人向けサービスが終了しており、個人での新規利用はできない
  • クレジット表記が必須のため、表記を出せない案件(クライアント名義の納品物など)では使いにくい場合がある
  • 非会員は月400文字までと制限が厳しく、実務で使うには会員登録がほぼ前提になる
  • 一度に生成できる文字数に上限があり、長尺ナレーションは分割・結合の手間がかかる
  • キャラクターボイスのような個性の強い声質は用意されておらず、エンタメ用途には向かない

類似サービスとの比較

比較項目Voice GateVOICEVOX音読さんGoogle Cloud Text-to-Speech
提供元VIDWEB(日本)ヒホ氏ほか(日本)株式会社ウェブライダー(日本)Google
提供形態Webサービスローカルインストール型ソフトWebサービスAPI(クラウド)
料金無料(クレジット表記必須)無料無料枠あり/有料プラン従量課金
商用利用可(クレジット表記が条件)可(キャラクターごとの規約に従う)有料プランが基本
想定用途業務ナレーション・施設放送実況・キャラクター音声ブログ読み上げ・動画アプリ・システム組み込み

Voice Gateは「業務用のナレーションを、費用をかけずに内製したい法人」に寄せた設計になっている。キャラクター性を求めるならVOICEVOX、システムに組み込んで大量生成するならGoogle Cloud Text-to-Speechのように、目的で棲み分けるとよい。

こんな人におすすめ

  • 社内向け動画やeラーニング教材のナレーションを、外注せず自分たちで用意したい法人担当者
  • 施設内放送・館内アナウンスの音声を多言語で用意したい大学・病院・自治体の担当者
  • 動画制作の初期段階で、仮ナレーション(ガイド音声)を素早く当てたい制作者
  • ナレーション費用を抑えたいが、クレジット表記は問題なく出せる組織

まとめ

Voice Gateは、クレジット表記という条件と引き換えに商用ナレーションを無料で生成できる、日本発のAI音声読み上げサービスである。多言語対応と速度・ピッチ調整により、業務用途で必要な最低限の調整はひととおりこなせる。一方で2026年7月末に個人向け提供が終了し、現在は法人向けに絞られている点、そしてクレジット表記が外せない点は導入前に必ず確認したい。自社名義で発信する動画や施設放送のように、表記を出せる場面であれば費用対効果は高い。

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