AI Deck

Vidu ─ テキスト・画像・参照から高品質動画を生成するAI動画制作プラットフォーム

中国のShengshu Technology(生数科技)が開発するAI動画生成プラットフォーム。テキスト・画像・参照映像から数秒〜のシネマティックな動画を生成でき、リップシンク・顔交換・動画編集・音声合成などのツール群も備える。動画モデルは2026年8月時点で「Vidu Q3」が最新世代として公式サイトに掲載されている(前世代のQ2は表情の細かな演技やカメラワークの制御に強いモデルとして評価された)。あわせて2026年7月には、音声でAIキャラクターをリアルタイムに操作できるストリーミング型モデル「Vidu S1」も発表された。Web/iOS/Androidに対応し、API経由での開発者向け統合も提供。広告・アニメ・観光など幅広い業種で活用されている。

主な特徴

  • テキスト・画像・参照映像から動画生成: プロンプト入力だけでなく、静止画のアニメーション化や、参照画像を使ったキャラクター・オブジェクトの一貫性維持(Multi-Reference)に対応。シリーズものの映像制作に向く
  • 表情・カメラワークの表現力: Q2世代から、微細な表情(マイクロエクスプレッション)の再現や、プッシュ・プルなどのカメラモーション制御を強みとしてきた。最新のQ3ではさらに生成品質が引き上げられている。生成モードはTurboとProの2種類で、720P/1080P・2〜8秒の動画を生成できる
  • リアルタイム対話型のキャラクター動画: 2026年7月発表のVidu S1は、音声入力でAIアバターをリアルタイムに操作しながら連続的な映像を生成する、対話型の動画生成を実現
  • リップシンク・顔交換などのツール群: 動画生成だけでなく、リップシンク、顔交換、動画編集、テキスト読み上げ(音声合成)といった制作支援ツールをプラットフォーム内で一通り利用できる
  • 画像生成も同一モデルで対応: Vidu Qシリーズはテキストから画像・参照から画像・画像編集の機能も持ち、画像と動画を同じモデル系統で一貫して制作できる
  • 開発者向けAPI: platform.vidu.com から API を利用でき、自社サービスやワークフローへの組み込みが可能

料金

プラン月額料金主な内容
無料$0基本機能を試せる(クレジット制限あり)
Standard$10(年払いで月額$8相当)800クレジット/月
Premium$35(年払いで月額$28相当)4,000クレジット/月、高速生成
Ultimate$99(年払いで月額$79相当)8,000クレジット/月、1日最大200本の動画生成

料金は2026年8月21日時点の情報です。最新の料金は公式サイトをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • 参照画像によるキャラクター・オブジェクトの一貫性維持に強く、シリーズ映像や広告制作に使いやすい
  • 表情演技やカメラモーションの表現力が高く、実写風・アニメ風の両方に対応する
  • リップシンク・顔交換・音声合成など周辺ツールが揃い、プラットフォーム内で制作が完結しやすい
  • 無料プランで試せて、APIによる開発者向け統合も用意されている
  • Web/iOS/Androidに対応し、日本語UIも提供されている

⚠️ デメリット

  • 生成できる動画は1クリップ数秒程度と短く、長尺映像は編集でつなぐ必要がある
  • クレジット制のため、高解像度・高頻度の生成ではコストがかさみやすい
  • 生成結果には揺らぎがあり、意図どおりの映像を得るには試行錯誤が要る
  • 中国発のサービスのため、業務利用ではデータの取り扱いポリシーの確認が必要

類似サービスとの比較

比較項目ViduSoraRunwayKling
提供元Shengshu TechnologyOpenAIRunwayKuaishou
強み参照ベースの一貫性・表情演技物理的リアリズム・長め尺編集ツール統合・映像制作機能モーションの自然さ・長尺対応
リアルタイム対話生成対応(Vidu S1)非対応非対応非対応
API 提供ありありありあり
無料プランあり制限付きありあり

こんな人におすすめ

  • 同じキャラクター・商品を複数の動画に登場させたい広告・マーケティング担当者
  • 静止画のイラストからアニメ調の映像を作りたいクリエイター
  • リップシンクや顔交換など、動画制作の周辺作業もまとめて一つのツールで済ませたい人
  • 自社サービスにAI動画生成をAPIで組み込みたい開発者

まとめ

Viduは、参照ベースの一貫性維持と表情・カメラワークの表現力を武器にする AI 動画生成プラットフォームである。動画生成に加えてリップシンク・顔交換・音声合成などのツール群とAPIを備え、「単発の動画生成」から「継続的な映像制作ワークフロー」まで対応できる。1クリップの尺は短いため長編には編集の手間が要るが、まずは無料プランで生成品質を確かめ、制作量に応じて有料プランを検討するとよい。

関連リンク

← ブログ