Synthesia Ltd(英国)が開発する、テキストからプロフェッショナルな動画を自動生成するAIアバター動画作成プラットフォーム。カメラ・マイク・スタジオを使わずに、台本を入力するだけで実在の人物のようなAIアバターが話す動画を作成できる。350種類以上のストックアバターと、自然な表情・身振りを再現するアバターエンジンを搭載し、160以上の言語・音声でのナレーションと自動リップシンクに対応。2017年の創業以来、社員研修・製品説明・マーケティングなど法人向け動画制作の定番として広く使われている。
主な特徴
- テキストから動画を自動生成: 台本を入力し、アバターとテンプレートを選ぶだけで動画が完成する。撮影・編集の専門知識は不要で、PowerPoint感覚のエディターで誰でも扱える
- 350種類以上のストックアバター: 多様な年齢・性別・人種のアバターから選択可能。自然な表情・身振り・視線を再現するアバターエンジンにより、違和感の少ない映像に仕上がる。自分の分身となるパーソナルアバターの作成にも対応
- 160以上の言語・音声に対応: 1本の台本から多言語版のナレーションを生成でき、リップシンク(口の動き)も自動で合わせられる。グローバル展開する研修資料の作成に強い
- AI吹き替え(AI Dubbing): 既存の動画をアップロードすると、話者の声質を保ったまま別言語に翻訳・吹き替えできる
- ロールプレイ機能: アバターとの会話練習ができるインタラクティブ機能。営業トレーニングや接客研修などのシナリオ学習に使える
- ブランドカスタマイズとLMS連携: ロゴ・フォント・カラーを組み込んだブランドテンプレートを作成でき、SCORM出力などで学習管理システム(LMS)にも組み込める
料金
| プラン | 料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Basic(無料) | $0 | 月10分までの動画生成、利用できるアバターは一部に限定 |
| Starter | 月額$29(年払いで月額$18相当) | 年間120分の動画生成(年払い時)、125種類以上のアバター、AI吹き替え、動画ダウンロード |
| Creator | 月額$89(年払いで月額$64相当) | 年間360分の動画生成(年払い時)、180種類以上のアバター、API利用、インタラクティブ動画 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 動画生成時間無制限、全アバター利用、パーソナルアバター無制限、SAML/SSO、専任サポート |
料金は2026年8月21日時点の情報です。最新の料金は公式サイトをご確認ください。
メリット・デメリット
✅ メリット
- 撮影機材や出演者なしで、テキストだけからプレゼンター付きの動画を作れる
- 多言語対応が強力で、1本の台本から各国語版を効率よく展開できる
- 研修・マニュアル動画の更新が「台本の書き換え」だけで済み、再撮影が不要
- 無料プランがあり、アカウント登録だけで品質を試せる
- SCORM出力やLMS連携など、法人の教育・研修用途に必要な機能が揃っている
⚠️ デメリット
- 無料・下位プランは月間の動画生成時間が短く、本格利用には上位プランが必要
- アバターによる解説動画が中心で、実写撮影のような自由な映像表現・演出には向かない
- 感情表現は年々自然になっているものの、人間の出演者と比べると硬さを感じる場面がある
- パーソナルアバターの作成やAPI利用など、主要機能の多くは有料プラン限定
類似サービスとの比較
| 比較項目 | Synthesia | HeyGen | D-ID | Colossyan |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | Synthesia Ltd(英国) | HeyGen(米国) | D-ID(イスラエル) | Colossyan(英国) |
| 強み | 法人研修向け機能・多言語・LMS連携 | アバターの表現力・動画翻訳 | 写真1枚から話す動画を生成 | 学習動画特化・クイズ機能 |
| 無料プラン | あり | あり | 無料トライアルあり | 無料トライアルあり |
| 主な用途 | 社員研修・製品説明・社内広報 | マーケティング・SNS動画 | パーソナライズ動画・接客 | eラーニング教材 |
こんな人におすすめ
- 社員研修・オンボーディング・コンプライアンス教育の動画を内製したい企業の人事・教育担当者
- 製品説明やヘルプ動画を多言語で展開したいSaaS・メーカーの担当者
- 撮影・編集の外注コストを抑えつつ、動画コンテンツを定期的に更新したいチーム
- 顔出しせずにプレゼンター付きの解説動画を作りたい個人・小規模事業者
まとめ
Synthesiaは、テキストから多言語対応のAIアバター動画を生成できるプラットフォームとして、特に法人の研修・教育・製品説明の分野で定番の地位を築いている。撮影不要・多言語展開・台本の書き換えだけで更新できる手軽さが最大の強みで、動画制作の内製化を進めたい組織に向く。一方、映像表現の自由度は実写撮影に及ばないため、用途は「人が話して説明する動画」に絞って考えるのがよい。まずは無料プランでアバターの品質と操作感を確かめてみることをおすすめする。