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Speakly ─ 話し言葉のフィラーを自動で除去し、整った文章に変換するGenspark製AIディクテーションツール

Genspark(米国)が2026年1月に公開した、音声入力に特化したAIディクテーションツール。マイクに向かって話すだけで、テキスト入力欄を持つほとんどのアプリに文章を書き込める。単なる音声認識との違いは、発話中の「えっと」「あの」といったフィラーや言い直しをAIが自動で取り除き、句読点を補って読める文章に整えてくれる点にある。用途ごとにカスタム指示を登録したり、音声コマンドで既存の文章を書き換えたりもでき、キーボード入力の代替というより「話して書く」ための作業環境に近い。

主な特徴

  • AIによる自動整形(オートポリッシュ): 話し言葉に混じるフィラー、言い直し、だらだら続く一文をAIが整理し、句読点を補ったうえでテキストとして出力する。録音を後から編集する必要がない
  • 3つの入力モード: キーを押している間だけ話すディクテーションモード、キーを一度押して話し続けるハンズフリーモード、そしてGensparkのリサーチ機能を呼び出せるAgentモードを使い分けられる
  • 選択テキストへの音声コマンド: 画面上の文章を選択した状態で「もっと丁寧に」「英語に訳して」などと話しかけると、その場で書き換え・翻訳・整形ができる
  • カスタム指示とホットキー: 「メール用」「Slack用」「議事録用」のように出力ルールを登録し、それぞれにホットキーを割り当てられる。用途ごとに文体を切り替えられる
  • パーソナル辞書: 固有名詞や専門用語を最大8,000件まで登録でき、社名・製品名・人名の誤変換を抑えられる
  • 議事録とライブ翻訳: 会話を録音して話者ラベル付きで文字起こし・要約するMeeting Notes、15言語以上に対応するリアルタイム字幕のライブ翻訳を備える。音声・動画ファイルの読み込みによる文字起こしにも対応
  • 100以上の言語に対応: 言語の自動判定に対応し、1つの文章に複数言語が混ざるケースも扱える。Mac・Windows・iPhone・Androidで利用できる

料金

プラン料金主な内容
無料$0週4,000語までのディクテーション。新規ユーザーは7日間の無制限トライアルあり
Genspark Plus / Pro公式サイトを参照ディクテーションの語数制限なし。Genspark本体のサブスクリプションに含まれる

Agentモードと議事録機能は、プランにかかわらずGensparkのクレジットを別途消費する。

料金は2026年8月時点の情報です。最新の料金は公式サイトおよびGensparkのヘルプセンターをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • 話した内容がそのまま読める文章になるため、書き起こし後の手直しがほとんど不要
  • テキスト入力欄を持つアプリなら基本的にどこでも使える。メール、チャット、ドキュメント、コードエディタと用途を選ばない
  • 100以上の言語に対応し、日本語と英語が混ざる発話にも対応できる
  • 無料プランでも週4,000語まで使えるため、自分の作業に合うかどうかを試しやすい
  • パーソナル辞書とカスタム指示により、使い込むほど誤変換と手直しが減っていく

⚠️ デメリット

  • 無料プランは週4,000語の上限があり、日常的に長文を書く用途ではすぐに足りなくなる
  • Agentモードと議事録はクレジット制のため、有料プランに入っていても使い放題ではない
  • 音声を扱う性質上、周囲に人がいる環境や会議中には使いにくい
  • AIが整形する以上、意図した言い回しが変わってしまうことがあり、そのままでよいか目視確認は必要
  • Gensparkのアカウントとエコシステムに乗る形になるため、単体ツールとして完結させたい人には冗長

類似サービスとの比較

比較項目SpeaklyWispr FlowAqua VoiceOS標準の音声入力
提供元GensparkWisprAqua VoiceApple / Microsoft
フィラー除去対応対応対応非対応
カスタム指示対応(ホットキー割当可)対応対応非対応
エージェント連携Genspark連携のAgentモードなしなしなし
議事録・翻訳議事録+ライブ翻訳あり限定的限定的なし
無料枠週4,000語あり(制限付き)あり(制限付き)無料

こんな人におすすめ

  • タイピングより話すほうが速く、メールやチャットの下書きを口述で済ませたい人
  • 長文のメモ・原稿・議事録を日常的に書いており、書き起こし後の整形に時間を取られている人
  • 日本語と英語を混ぜて話す機会が多く、言語切り替えの手間を減らしたい人
  • すでにGensparkを使っていて、リサーチとディクテーションを同じ環境にまとめたい人
  • 手や肩の負担を減らしたい、あるいはキーボード入力が難しい状況で作業する必要がある人

まとめ

Speaklyは、音声認識の精度そのものより「話し言葉を読める文章にする」後処理に力を入れたディクテーションツールである。フィラー除去、カスタム指示、パーソナル辞書といった機能は、いずれも書き起こし後の手直しを減らすことに向いている。無料プランでも週4,000語まで試せるので、まずは普段書いているメールやメモを口述に置き換えてみて、手直しの量が実際に減るかどうかを確かめるとよい。Agentモードや議事録まで使い込むなら、Gensparkのサブスクリプションとクレジット消費を前提に検討することになる。

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