ブラウザとマイクだけで使える、AIスピーチコーチのWebアプリ。用意されたお題に対して60秒間話すと、AIが録音を解析し、「えー」「あの」といったフィラーワードの回数、話す速さ(WPM)、簡潔さ、デリバリーの質などを数値で返す。面接対策シナリオや語彙トレーニングも用意されており、毎日の短い練習を積み重ねながら話し方を鍛える設計になっている。Googleアカウントでサインインすればすぐ始められ、個人の練習用途は無料で使える。
主な特徴
- 60秒のデイリープラクティス: 1回の練習が60秒で完結する。まとまった時間を取らなくても、通勤前や会議前のすき間で続けられる分量に区切られている
- お題は3系統から自動生成: ランダムなお題、面接対策シナリオ、語彙トレーニングの3種類があり、利用者のレベルに合わせて出題される。「何を話せばいいか分からない」で止まらずに練習に入れる
- 音声の詳細分析: フィラーワードの回数、話速(WPM)、簡潔さ、デリバリースコアといった指標を内訳付きで提示する。感覚ではなく数字で自分の話し方を把握できる
- タイムスタンプ連動のフィードバック: 指摘が録音のどの瞬間に対応するかを紐づけて示すため、「どこで詰まったか」「どこで早口になったか」を聞き直して確認できる
- ストリークと習熟度の追跡: 連続練習日数(ストリーク)と習熟度の各次元を時系列で記録し、セッションごとにAIが改善提案を返す。上達を継続の動機に変える仕組みになっている
- インストール不要でブラウザ完結: HTML5とマイクの許可があれば動作し、Googleアカウント(OAuth)でのサインインのみで利用を開始できる
料金
| プラン | 月額料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 無料 | $0 | 個人の練習用途は永年無料。クレジットカード登録不要 |
公式サイトで案内されているのは無料での利用のみで、有料プランや利用回数の上限は公開されていない。
料金は2026年8月時点の情報です。最新の料金は公式サイトをご確認ください。
メリット・デメリット
✅ メリット
- 1回60秒という短さのため、習慣化のハードルが低い
- フィラーワード数や話速が数値で出るので、改善点が具体的になる
- 面接対策シナリオがあり、転職・就職活動の練習にそのまま使える
- インストールもクレジットカードも不要で、思い立ったその場で試せる
- 指摘がタイムスタンプに紐づき、自分の録音を聞き返しながら直せる
⚠️ デメリット
- サインインがGoogleアカウント経由に限られ、他の認証手段が用意されていない
- 60秒という単位に最適化されているため、長尺のプレゼン全体を通しで練習する用途には向きにくい
- 有料プランや利用上限、対応言語の範囲が公式に明示されておらず、業務での本格導入前に確認が必要
- 音声を扱うため、静かな環境とマイクの品質が結果に影響する
- 比較的新しく小規模なサービスで、大手ツールのような導入事例や日本語の情報は多くない
類似サービスとの比較
| 比較項目 | Solin | Yoodli | Orai | Speeko |
|---|---|---|---|---|
| 主な形態 | Webアプリ(ブラウザ) | Webアプリ | モバイルアプリ中心 | モバイルアプリ中心 |
| 練習の単位 | 60秒の短時間セッション | スピーチ・面接・会議など可変 | レッスン形式の短時間練習 | 短時間の録音練習 |
| 主な指標 | フィラー数・WPM・簡潔さ・デリバリー | フィラー数・話速・言い回しなど | フィラー・ペース・明瞭さなど | フィラー・ペース・トーンなど |
| 面接対策 | 専用シナリオあり | 面接練習機能あり | 練習テーマの一つ | 練習テーマの一つ |
| 料金 | 無料(有料プランは非公開) | 無料枠+有料プラン | 無料枠+有料プラン | 無料枠+有料プラン |
各サービスの料金体系と機能は変更されることがあるため、導入前に各公式サイトで最新の情報を確認したい。
こんな人におすすめ
- 面接やプレゼンを控えていて、短期間で話し方を整えたい人
- 「えーと」「あの」といった口ぐせを減らしたいが、自分では気づけない人
- 英語や日本語での発表を、人前に出る前にひとりで数値を見ながら練習したい人
- 高価なスピーチ講座やコーチングに踏み切る前に、まず無料で現状を測りたい人
- 毎日少しずつ積み上げる練習方法が合う人
まとめ
Solinは、「60秒話して、AIに採点してもらう」という一点に絞ったスピーチトレーニングアプリである。フィラーワードの回数や話速といった、自分では把握しづらい指標を数値で返してくれるため、漠然と「話すのが苦手」で止まっていた状態から、具体的な改善点に落とし込める。有料プランや利用上限が公開されていない点は業務導入時の懸念になるが、個人の練習用途では無料で始められる。面接やプレゼンの予定がある人は、練習の記録係として一度試してみる価値がある。