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Slop Evader ─ 検索結果をChatGPT公開前に限定してAI生成コンテンツを避けるブラウザ拡張

アーティスト・研究者のTega Brainが公開したブラウザ拡張。検索結果を2022年11月30日 ─ ChatGPTが一般公開された日 ─ より前に公開されたコンテンツだけに絞り込み、生成AIが普及する以前の「人間が書いたウェブ」を掘り起こす。Googleの日付フィルタを利用して、Google・DuckDuckGoに加えReddit・Stack Exchange・Quora・Pinterest・YouTube・Mumsnetといったサイトを横断検索できる。いわゆる「AIスロップ」(大量生成された低品質なAIコンテンツ)や「デッドインターネット理論」への応答として2025年末に公開され、Chrome / Firefoxで無料で使える。ソースコードはGitHubで公開されている。

主な特徴

  • ChatGPT公開日を境にした時間フィルタ: 2022年11月30日より前に公開されたページだけを表示する。生成AIブーム以降に量産されたコンテンツを、内容の判定ではなく公開日で機械的に切り分ける
  • 主要プラットフォームの横断検索: Google・DuckDuckGoの日付指定に加え、Reddit・Stack Exchange・Quora・Pinterest・YouTube・Mumsnetなど、AIスロップが目立つようになったサイトをまとめて検索できる
  • 検索対象をチェックボックスで選択: 検索前に対象プラットフォームを選び、それぞれの結果を別タブで開く。すべてを同時に表示するにはポップアップの許可が必要
  • 既存の検索機能だけで動く軽い仕組み: 独自の検索インデックスは持たず、Googleのサイト内検索と日付指定を組み合わせているだけ。開発者自身も「拡張機能がなくても同じ検索はできる。これは単なる利便性のためのツール」と述べている
  • オープンソース・無料: ソースコードはGitHubで公開(Anti-Capitalist Software License)。Chrome・Firefoxの公式ストアから無料で導入できる
  • 技術ではなく態度としての提案: 作者はこれを「デジタルな拒否のささやかな実践」と位置づけており、ブラウザ拡張だけでAIスロップ問題が解決するわけではないことも明言している

料金

プラン料金主な特徴
無料$0全機能を利用可能。アカウント登録不要

料金は2026年8月時点の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • AI生成記事に埋もれがちなレシピ・DIY・トラブルシューティングなどの分野で、実体験に基づく投稿にたどり着きやすい
  • インストールしてすぐ使える。アカウント登録も初期設定も不要
  • 仕組みが単純で、何をしているかをソースコードで確認できる
  • 無料で、Chrome・Firefoxの両方に対応している

⚠️ デメリット

  • 2022年12月以降の情報は出てこないため、最新の製品情報・ニュース・時事的な話題の調査には使えない
  • 「2022年11月30日より前=人間が書いた」という前提は近似にすぎず、それ以前のスパムや自動生成ページは除去できない
  • 検索の実体はGoogleの日付フィルタなので、Google側のインデックスや公開日判定の精度に結果が左右される
  • 対象サイトは限られており、複数タブが開く仕様のためポップアップブロックの調整が必要になる

類似サービスとの比較

比較項目Slop EvaderuBlacklistMarginalia SearchWiby
アプローチ公開日で絞り込むドメイン単位でブロック独自インデックスの検索エンジン独自インデックスの検索エンジン
除外・選別の基準2022年11月30日より前ユーザーが指定したサイト広告が少なく個人が書いたページを優先手作りの小規模サイト
形態ブラウザ拡張ブラウザ拡張WebサイトWebサイト
最新情報の取得不可可能可能限定的
料金無料無料無料無料

こんな人におすすめ

  • 検索結果がAI生成らしき記事ばかりで、実体験の書き込みを探すのに疲れている人
  • レシピ・修理・園芸・育児など、当時のフォーラム投稿やブログが役に立つ分野を調べたい人
  • 生成AI以前のウェブがどんな情報密度だったかを確かめたい研究者・ライター
  • AIスロップやデッドインターネット理論といった話題に関心があり、実際に手を動かして体感してみたい人

まとめ

Slop Evaderは、コンテンツの中身を判定するのではなく「ChatGPT公開日より前」という一本の線で検索結果を切り分ける、単純だが分かりやすい発想のツールである。最新情報が必要な調べものには使えないが、実体験ベースの情報を探すときの補助的な検索窓としては役に立つ。無料でソースコードも公開されているので、AI生成コンテンツの増加に違和感を覚えているなら、まず入れて数回検索してみるのが早い。

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