Hyper3Dが提供するAI 3Dアセット制作ツール。テキストプロンプトや参照画像を入力するだけで、フォトリアルな3Dモデルを数分で生成できる。単に「それらしい形」を出すだけでなく、クリーンなクアッドメッシュトポロジーと4K PBRテクスチャという、実制作パイプラインでそのまま扱える品質の出力にこだわっているのが特徴。最新世代は2026年8月時点でRodin Gen-2.5(公式サイトの生成設定に表示される世代名)。複数視点画像を使った統合生成、バウンディングボックスによる形状調整、部分的に作り直す3Dインペインティングなど、生成後の調整手段も充実している。glb/usdz/fbx/obj/stl形式でエクスポートでき、Blender/Unity/Unreal Engine/Maya/3ds Max/Godot向けプラグインも用意されている。
主な特徴
- テキスト・画像から3Dモデル生成: プロンプトを書くか、参照画像(最大5枚のマルチビュー入力に対応)をアップロードするだけで、フォトリアルな3Dモデルを生成。複数視点画像を統合して1つのモデルに仕上げる生成にも対応する
- 実制作向けのメッシュ品質: クリーンなクアッドメッシュトポロジーと4K PBRテクスチャで出力。リトポロジーの手間を減らし、ゲーム・映像・XRの制作パイプラインに直接載せやすい。スマートローポリ化にも対応
- 生成後の細かな調整: バウンディングボックスでの形状・プロポーション調整、モデルの一部だけを作り直す3Dインペインティング、ジオメトリ/マテリアルのリドゥなど、ガチャ的な再生成に頼らない編集手段を備える
- 主要DCCツール・ゲームエンジン連携: glb/usdz/fbx/obj/stlでのエクスポートに加え、Blender/Unity/Unreal Engine/Maya/3ds Max/Godot向けの公式プラグインを提供
- API・エコシステム: 開発者向けAPIが公開されており、自社ツールやワークフローへの組み込みが可能。HDRI生成やテクスチャ生成などの周辺ツール(OmniCraft)も揃う
- 結果を見てから確定する課金方式: 生成結果をプレビューで確認してからクレジットを消費する「pay by result」方式で、失敗生成による無駄が出にくい
料金
| プラン | 料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 基本的なテキスト/画像から3D生成の試用、プライベートアセット10個、従量課金(クレジット単位)の併用可 |
| Creator | 月額$30(年払いで月額$24相当) | 目安 約60モデル/月、マルチイメージ入力、スマートローポリ、HDテクスチャ、無制限エクスポート・プライベートアセット |
| Business | 月額$120(年払いで月額$96相当) | 目安 約416モデル/月、フルAPIアクセス、高解像度テクスチャ、ハイポリ・クアッドオプション、商用ライセンス拡張 |
| Enterprise | 要問い合わせ | カスタム利用条件、オンプレミス展開、カスタムLoRA・ファインチューニング、ボリュームディスカウント |
料金は2026年8月時点の情報です。最新の料金は公式サイトをご確認ください。学生・教育者向けのEducationプランも用意されています。
メリット・デメリット
✅ メリット
- クアッドメッシュ + PBRテクスチャという、生成AIの3D出力としては実制作に耐えやすい品質で出力される
- 3Dインペインティングやバウンディングボックス調整など、生成後の修正手段が豊富で「再生成ガチャ」に頼りにくい
- 主要なDCCツール・ゲームエンジン向けプラグインが揃っており、既存ワークフローに組み込みやすい
- 無料プランで品質を試せて、生成結果を確認してから課金が確定する方式のため無駄が少ない
- APIが公開されており、パイプラインの自動化やサービスへの組み込みができる
⚠️ デメリット
- 本格利用にはCreatorプラン以上(月額$30〜)が前提となり、3D生成AIとしては価格帯がやや高め
- フルAPIアクセスはBusinessプラン(月額$120〜)以上に限られる
- 生成モデルの細部(手指や機構部品など)は用途によっては手作業での仕上げが必要になる
- リギングやアニメーションまで含めた一気通貫の機能は主目的ではなく、後工程は別ツールで行う必要がある
類似サービスとの比較
| 比較項目 | Rodin | Meshy | Tripo AI | Luma AI (Genie) |
|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | 実制作向け高品質3D生成 | ゲーム向け3Dアセット生成 | 高速な3Dモデル生成 | カジュアルな3D生成 |
| メッシュ品質 | クアッドメッシュ + 4K PBR | 自動リトポ対応 | 標準的 | プレビュー向き |
| 生成後の編集 | 3Dインペインティング等が充実 | テクスチャ再生成など | 基本的な調整 | 限定的 |
| API提供 | あり(Businessでフル解放) | あり | あり | 限定的 |
| 無料プラン | あり | あり | あり | あり |
こんな人におすすめ
- ゲーム・映像・XR制作で、リトポロジー前提でない「そのまま使える」3Dアセットをそろえたい制作者
- コンセプトアートや商品写真から素早く3Dプロトタイプを起こしたいデザイナー
- Blender/Unity/Unreal Engineなど既存ツールのワークフローにAI生成を組み込みたいチーム
- APIを使って3D生成を自社サービスや自動化パイプラインに統合したい開発者
- 3Dモデリングの専門スキルはないが、高品質な3Dアセットが必要な個人クリエイター
まとめ
Rodinは、生成AIによる3Dモデル制作を「試作」から「実制作」の水準へ引き上げようとしているツールである。クアッドメッシュトポロジーと4K PBRテクスチャによる出力品質、3Dインペインティングをはじめとする生成後の編集手段、主要DCCツール・ゲームエンジンとの連携がそろっており、制作パイプラインへの組み込みやすさは3D生成AIの中でも際立つ。まずは無料プランで自分の用途の入力(テキスト・参照画像)に対する出力品質を確かめ、実制作に載せられそうならCreatorプラン以上を検討するとよい。