Reve AI, Inc. が開発するAI画像クリエイティブツール。2025年3月に公開され、「プロンプトへの忠実さ」と「美しさ」を両立させた独自の Reve Image モデルを軸に、画像の生成だけでなく編集・リミックス・動画化までを1つのキャンバス上で扱える。文字で指示するだけで画像の一部だけを直したり、エフェクトを重ねたり、既存画像を下敷きに別バリエーションを作ったりできるのが特徴で、ドラッグ&ドロップ対応のエディタと開発者向けAPIの両方が用意されている。2026年に入ってからは Reve 2.0 / 2.1 という新しい世代のモデルが投入され、レイアウト(画面内のどこに何を置くか)を先に決めてから描画するアプローチと、4K解像度・文字描画の精度向上が打ち出されている。
主な特徴
- プロンプト忠実度を重視した画像生成: 「赤いセーターの人物を左に、右に窓」といった細かい指示を素直に反映することを目指した設計。指示を無視して勝手に「それらしい絵」を描いてしまう問題を減らすことに主眼が置かれている
- 自然言語によるリージョン編集: 画像全体を作り直さずに、直したい部分だけを言葉で指定して修正できる。背景の差し替え、小物の追加・削除、色や質感の変更などを対話的に繰り返せる
- リミックスとエフェクト: 気に入った画像を起点に構図やスタイルを変えたバリエーションを量産できる。エフェクトの適用も同じ流れで扱えるため、案出しから仕上げまでが1つの画面で完結する
- 画像から動画への変換: 生成した静止画をそのまま短い動画として動かせる。SNS投稿やバナーなど、静止画とモーションの両方が必要な用途に向く
- レイアウト先行のアーキテクチャ(Reve 2.x): 2026年6月の Reve 2.0 以降、画面内の要素配置を構造として扱う方向へ舵を切っている。テキスト描画の精度や高解像度出力もこの世代で強化された
- エディタとAPIの両輪: ブラウザ上のドラッグ&ドロップ対応エディタに加え、開発者向けのAPIコンソールとドキュメントが公開されており、自社アプリやワークフローへの組み込みができる
- チーム利用・共有機能: 2026年にはチーム向けのワークスペースや、参照画像を共有する機能、ブラウザ拡張などが追加されている
料金
| プラン | 月額料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 毎日回復する「エナジー」の範囲で生成・編集を試せる。生成物のモデル学習利用はオプトインが既定 |
| Lite | 約$7.99 | Free の約5倍のエナジー。学習利用のオプトアウトが可能 |
| Pro | 約$19.99 | Free の約100倍のエナジー、動画生成を含む |
| Teams | 要問い合わせ | チーム向けワークスペース(人数・条件は公式サイト参照) |
| API | 従量課金 | クレジット購入制。最低購入額と1操作あたりのクレジット消費は公式のAPIコンソールを参照 |
料金は2026年8月時点の情報です。公式の料金ページはJavaScript描画のため本記事では第三者情報を参照しており、金額は目安として扱ってください。最新かつ正確な料金は公式の料金ページをご確認ください。
メリット・デメリット
✅ メリット
- プロンプトの指示を素直に反映しやすく、「思ったものと違う絵が出る」ストレスが小さい
- 生成・編集・リミックス・動画化が同じキャンバス上でつながっており、作業の行き来が少ない
- 一部だけを言葉で直せるリージョン編集があるため、惜しい出力を捨てずに詰められる
- 無料プランでも毎日一定量を試せるので、購入前に使用感を確かめやすい
- APIが公開されており、自社サービスや制作パイプラインに組み込める
⚠️ デメリット
- 無料プランでは生成物がモデル学習に使われる設定が既定のため、業務利用では有料プランの検討が必要
- 料金がクレジット/エナジーという抽象的な単位で管理されており、「月に何枚作れるか」が直感的に分かりにくい
- 動画生成は上位プラン側の機能で、無料〜下位プランでは試せる範囲が限られる
- 日本語の公式ドキュメントやUIの日本語対応は限定的で、英語での操作が前提になる
- 新機能の追加ペースが速く、プランの区切りや機能名が短期間で変わりうる
類似サービスとの比較
| 比較項目 | Reve | Midjourney | Adobe Firefly | Ideogram |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | Reve AI, Inc. | Midjourney | Adobe | Ideogram |
| 強み | プロンプト忠実度・レイアウト制御・編集の一体化 | 作風の完成度・コミュニティ | 商用利用の安心感・Adobe製品連携 | 画像内テキストの正確さ |
| 部分編集 | 自然言語でのリージョン編集 | 対応(Vary/Region) | 生成塗りつぶし等 | 対応 |
| 動画 | 画像からの動画化に対応 | 対応 | 対応 | 主に静止画 |
| API | 提供あり | 限定的 | 提供あり | 提供あり |
| 無料プラン | あり(毎日回復) | なし | あり(制限付き) | あり |
こんな人におすすめ
- プロンプトで細かく指示したいのに、他ツールでは意図どおりに描いてもらえず困っている人
- 生成した画像を「一部だけ直す」作業が多い、バナーやサムネイル制作の担当者
- 静止画と短い動画の両方をまとめて用意したいSNS運用担当者
- 自社サービスやワークフローに画像生成・編集を組み込みたい開発者
- 有料ツールを契約する前に、無料枠でモデルの相性を確かめたい人
まとめ
Reve は、指示どおりに描くことと編集のしやすさを重視したAI画像ツールである。生成して終わりではなく、リージョン編集やリミックスで仕上げまで持っていける点、そして動画化やAPIまで揃っている点が、単機能の画像生成サービスとの違いになる。一方でクレジット/エナジー単位の料金体系は分かりにくく、無料プランは学習利用が既定である点にも注意がいる。まずは無料枠で自分の作りたい画像との相性を試し、実務で使えそうなら上位プランやAPIを検討するのが現実的な進め方になる。