Promptsref は、AI で画像や動画を作るときの「プロンプトの見本帳」をまとめた Web サービス。中心にあるのは Midjourney の SREF(Style Reference=スタイル参照)コードで、作例とセットでコードを探し、そのまま自分の制作に流用できる。加えて、Nano Banana や Seedance など複数モデルのプロンプト集、画像・動画・音声の生成ツール、44 本のガイド記事を同じサイト内に揃えている。開発者は Xie Underwood 氏、公開は 2026 年 2 月。トップページでは公開プロンプトが 10,000 件以上あると案内されている。
SREF コードは、Midjourney で「この絵の雰囲気に寄せたい」ときに使う数値の指定である。ただし数字の羅列なので、どのコードがどんな見た目になるかは実際に生成してみるまで分からない。Promptsref はその対応関係を作例つきで一覧化することで、当て推量の試行錯誤を減らすことを狙っている。
主な特徴
- SREF コードを作例つきで探せる: スタイル別に整理された SREF コードを、生成結果のサムネイルを見ながら選べる。気に入ったコードは詳細ページからそのままコピーして Midjourney に貼り付けられる
- モデル横断のプロンプトライブラリ: Midjourney SREF のほか、GPT Image、Nano Banana、Seedance などモデル別・スタイル別にプロンプトを整理。同じ題材を別モデルで作りたいときに参照しやすい
- サイト内で画像を生成・加工できる: AI 画像生成、ポートレート生成、LinkedIn 用プロフィール写真、YouTube サムネイル生成に加え、画像からプロンプトを逆算する Image to Prompt、4K アップスケール、カメラアングル変更、背景除去といった編集系ツールを備える
- 動画向けのツール群: AI 動画生成、モーションコントロール、リップシンク、画質向上、深度(Depth)動画、グリッド画像から動画への変換など。対応モデルとして Seedance、Kling、Veo 系が案内されている
- 音声まわりも一通り: テキスト読み上げ、ボイスクローン、ボイスデザインを同じアカウントで利用できる
- 44 本のガイド記事: キャラクター・ポーズ設計、商品撮影、料理・ファッション、建築・インテリア、タイポグラフィやロゴ、シネマティックなカメラワークなど、テーマ別にコピペできるプロンプト例が載っている
料金
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 無料 | $0(登録で 80 クレジット付与) | 公開プロンプト・SREF コードの閲覧、付与クレジットの範囲での生成ツール利用 |
| 有料(Premium) | 要確認 | メンバー限定の SREF コード・プロンプト集の閲覧、クレジットの追加 |
サイト内の生成ツールはクレジット制で、登録すると無料クレジットが 80 付与される。有料プランはサイト上部の「Upgrade」から申し込む形式で、月額・年額・買い切りの区分と金額は公式サイト側の表示が正となる。第三者サイトに金額の記載が見られるものの、公式ページ上で確認できなかったため、ここでは金額を断定しない。
料金は2026年8月時点の情報です。最新の料金は公式サイトをご確認ください。
メリット・デメリット
✅ メリット
- SREF コードを「数字」ではなく「見た目」から選べるため、Midjourney のスタイル指定にかかる試行回数を減らせる
- プロンプトの閲覧と、実際の生成・加工を同じサイト内で完結できる
- 画像だけでなく動画・音声のツールまで揃っており、素材づくりの導線が一本にまとまる
- 無料クレジットがあるので、支払い前に生成品質を確かめられる
- 日本語表示に対応したページが用意されている
⚠️ デメリット
- 有料プランの金額や内訳が公式サイトのトップページからは読み取りにくく、申し込み前に「Upgrade」画面を開いて確認する必要がある
- 生成ツールはクレジット消費型のため、大量に回す用途ではコストが読みにくい
- 質の高い SREF コードや一部のプロンプト集はメンバー限定枠に置かれており、無料の範囲では全体を見渡せない
- SREF コードは Midjourney 側のバージョン変更で効き方が変わることがあり、掲載時の作例と同じ結果になるとは限らない
- 個人開発のサービスであり、大手プラットフォームと比べると継続性やサポート体制の見通しは立てにくい
類似サービスとの比較
| 比較項目 | Promptsref | Srefs.co | Midlearning | PromptHero |
|---|---|---|---|---|
| 中心となる資産 | SREF コード+複数モデルのプロンプト | Midjourney のスタイルライブラリ | SREF コードとプロンプト集 | 各モデルのプロンプト共有 |
| 対象モデル | Midjourney、GPT Image、Nano Banana、Seedance ほか | Midjourney 中心 | Midjourney 中心 | Midjourney、Stable Diffusion ほか |
| サイト内の生成ツール | 画像・動画・音声を一通り搭載 | なし〜限定的 | なし〜限定的 | 限定的 |
| 学習コンテンツ | ガイド記事 44 本 | 少なめ | あり | あり |
| 無料での利用 | 可(80 クレジット付与) | 可 | 可 | 可 |
比較対象各社の料金体系は変動があるため、金額は各公式サイトで確認してほしい。
こんな人におすすめ
- Midjourney で作風を安定させたいが、SREF コードを探す手間に時間を取られている人
- シリーズものの画像を同じテイストで量産したいデザイナーやコンテンツ制作者
- プロンプトの書き方を作例から学びたい初心者
- 画像だけでなく、短い動画やナレーション音声まで一箇所で用意したい個人クリエイター
- 複数の画像生成モデルを使い分けており、モデルごとのプロンプト例をまとめて参照したい人
まとめ
Promptsref は、Midjourney の SREF コードを作例つきで探せる点が最大の価値で、そこにモデル横断のプロンプト集と生成ツールを足した構成になっている。スタイル探しの当たりをつける用途では手数を確実に減らせる一方、有料プランの金額が公式トップページから読み取りにくい点は事前に確認しておきたい。まずは無料クレジットの範囲でライブラリの網羅性と生成品質を確かめ、日常的に SREF を使うようであれば有料プランを検討する、という順序が無難である。