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Offsite(現 Oasis HQ)─ 人間とAIエージェントを1つの組織図にまとめて協働させるチームプラットフォーム

複数のAIエージェントと人間のメンバーを、1つの「ライブ組織図」の上に並べて働かせるコラボレーションプラットフォーム。ドラッグ&ドロップでノード同士を線でつなぐと、その関係がそのままチーム構造になり、エージェントは自分の立ち位置を理解して会話を始める。Chris Messina 氏らによって 2026年4月9日に Product Hunt で公開され、その後サービス名を Oasis HQ へ変更している(旧ドメイン teamoffsite.ai は現在 joinoasis.com へ転送される)。Claude Code や MCP 対応エージェントを標準で取り込めるのが最大の特徴で、ターミナルやブラウザタブに分散していたエージェントの作業を、1つの画面で見える化する。

主な特徴

  • ライブ組織図でチームを設計: 人間もエージェントも組織図上の「ノード」として表示される。ノード間に線を引くだけで指示系統や協働関係が定義され、エージェントは即座に自分の役割を認識して動き出す
  • すべての会話が可視化される: エージェント同士のやり取り、人間への報告、判断の経緯がリアルタイムに流れる。個別のターミナルやチャット画面を行き来せずに、チーム全体の動きを1か所で追える
  • 実世界の操作は人間の承認を経る: メール送信やファイル操作といった外部に影響が及ぶアクションは、人間の承認ステップを挟んで実行される。エージェントと人間の指示が衝突した場合は、常に人間の指示が優先される設計
  • Claude Code・MCP 対応エージェントを標準統合: Claude Code、OpenClaw、そして MCP(Model Context Protocol)に対応したエージェントであれば、既に使っているものをそのまま組織図に配置できる
  • 共有コンテキストとメモリ: チーム全体で文脈・記憶・ポリシーを共有する設計になっており、同じ前提を各エージェントに毎回説明し直す必要がない
  • 既存のコミュニケーションツールと連携: Slack、iMessage、Notion といった日常的に使うツールと接続でき、組織図の外にいるメンバーともやり取りできる

料金

プラン月額料金主な内容
Free$03シートまで、10連携、スケジュール実行のルーム 月10回、オープンソースモデルのみ
Starter$1910シートまで、25連携、ルーム 月20回、全モデル利用可(従量課金オプション)
Pro$19950シートまで、50連携、ルーム 月50回、ポリシー・管理者機能・エクスポート・SSO・監査ログ
Enterprise要問い合わせシート・連携・ルーム無制限、データレジデンシー、SSO、監査ログ、専任サポート

全プランで、すべてのエージェントへのアクセス、複数人で同時に使えるルーム、ユーザーデータをモデル学習に使わない方針が共通で提供される。

料金は2026年8月時点の情報です。最新の料金は公式サイトをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • 複数のエージェントの動きが1画面に集約され、「どのエージェントが今何をしているか分からない」状態を避けられる
  • 組織図のドラッグ&ドロップという直感的な操作で、エージェント同士の連携関係を組み替えられる
  • 実世界に影響する操作に人間の承認を挟むため、暴走のリスクを抑えやすい
  • Claude Code や MCP 対応エージェントをそのまま持ち込めるので、既存のワークフローを捨てずに済む
  • 無料プランが用意されており、3人規模なら費用をかけずに試せる

⚠️ デメリット

  • 2026年4月公開の新しいサービスで、公開から間もなくサービス名が Offsite から Oasis HQ へ変更されている。仕様やブランドが今後も変わる可能性がある
  • 無料プランはオープンソースモデルのみに限定され、主要な商用モデルを使うには Starter 以上が必要
  • Pro プランは月額$199と、小規模チームには負担が大きい価格帯
  • 組織図という抽象度の高いUIのため、エージェントを1つだけ動かしたい用途にはオーバースペックになりやすい
  • MCP やエージェント連携の前提知識がないと、初期設定でつまずきやすい

類似サービスとの比較

比較項目Offsite(Oasis HQ)CrewAILindyn8n
主な形態組織図型のチーム協働SaaSマルチエージェントのフレームワークノーコードのAIアシスタント構築ワークフロー自動化ツール
対象ユーザーエージェントを複数使うチームPython開発者非エンジニアの業務担当者自動化に慣れた担当者・開発者
構成方法組織図をドラッグ&ドロップコードで役割とタスクを定義テンプレートと画面操作ノードを線でつなぐフロー
人間の関与承認ステップを標準搭載実装者が自前で設計通知・確認を設定可能フローに承認ノードを組み込む
無料で使えるか無料プランあり(3シート)OSSとして無料無料枠ありセルフホストは無料

こんな人におすすめ

  • Claude Code など複数のエージェントを日常的に動かしていて、進捗が把握しきれなくなっているチーム
  • エージェントに任せる範囲を広げたいが、外部への操作は必ず人間が確認する運用にしたい組織
  • エージェント同士の分担や指示系統を、コードではなく画面上で試行錯誤しながら設計したい人
  • Slack や Notion を中心に動いているチームに、エージェントを無理なく組み込みたい担当者
  • まずは無料プランで、人間とエージェントが混在するチーム運用を小さく試したい人

まとめ

Offsite(現 Oasis HQ)は、「エージェントを個別に呼び出す」段階から「エージェントを含むチームを運営する」段階へ進むためのプラットフォームである。組織図というメタファーで指示系統と可視性を担保し、実世界の操作には人間の承認を挟むという設計は、エージェントの数が増えるほど効いてくる。一方で公開から日が浅く、名称変更を経ている点は留意が必要になる。まずは無料プランで小さなチームを組み、承認フローと可視化の使い勝手を確かめてから、有料プランを検討するとよい。

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