AI Deck

MCP Market ─ 4万件超のMCPサーバーとエージェントスキルを探せる、検索・ランキング付きディレクトリ

MCP(Model Context Protocol)サーバーとエージェントスキルを横断的に探せるディレクトリサービス。キーワード検索、23のカテゴリによる絞り込み、人気順のランキングを備え、膨大な数の拡張機能から目的に合うものを見つけられる。2026年8月時点で公式サイトのトップページには「44,810 Servers」と表示されており、MCP系ディレクトリのなかでも収録規模は大きい部類に入る。さらに、スキルを公開・販売できるマーケットプレイス機能(Sell Skills)や、複数サーバーのツールを1つのエンドポイントにまとめる「MCP Market Hub」も用意されている。

MCPは、AIエージェントを外部のツールやデータに接続するための共通規格で、Claude・Cursor・Cline といったクライアントが対応している。ただし対応サーバーは日々増え続けており、「何が存在するのか」を把握すること自体が難しい。MCP Market はその入り口を担うサービスである。

主な特徴

  • MCPサーバーの大規模ディレクトリ: 公式サイトのトップページに 44,810 件のサーバーが表示される(2026年8月時点)。名前・カテゴリ・タグから絞り込め、目的の拡張機能にたどり着きやすい
  • 23カテゴリでのブラウジング: Developer Tools、Data Science & ML、Security & Testing など23のカテゴリに分類されており、「何ができるか」から探す使い方ができる
  • Top 100 ランキング: 「Top 100 MCP Servers」「Top 100 Agent Skills」のリーダーボードを公開。定番・人気のものを手早く把握したいときに有用
  • エージェントスキルのマーケットプレイス: Claude / Claude Code / Codex / ChatGPT 向けのエージェントスキルを検索・入手できるほか、「Sell Skills」から自作スキルを出品できる
  • MCP Market Hub(ツールの束ね): 複数のMCPサーバーのツールを1つのエンドポイントにまとめて呼び出せる。クライアント側の設定を増やさずに使えるツールを広げられる
  • 自作サーバーのホスティングと登録: GitHub リポジトリ、npm / PyPI パッケージ、Docker イメージをホストできる。作ったサーバーをディレクトリに登録して公開することも可能

料金

プラン料金主な内容
ディレクトリの閲覧・検索$0サーバー/スキルの検索、カテゴリ閲覧、ランキング閲覧
Hub・ホスティングなどの有料プラン要確認公式ドキュメントの「Plans and pricing」でプラン・上限を比較

料金は2026年8月時点の情報です。ディレクトリの閲覧・検索はアカウントなしで利用できますが、Hub やホスティングを含むプランの価格・上限は公式ドキュメントに「Plans and pricing」として案内されており、本記事の執筆時点では具体的な金額を確認できませんでした。最新の料金は公式サイトおよび公式ドキュメントをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • 収録数が多く、「そもそもどんなMCPサーバーがあるのか」を俯瞰する用途に向く
  • カテゴリとランキングが整理されており、MCPに触れたばかりでも目的から探しやすい
  • MCPサーバーだけでなくエージェントスキルも同じ場所で探せる(Claude Code / Codex / ChatGPT 対応)
  • Hub による複数サーバーの集約や、自作サーバーのホスティングまで一気通貫で扱える
  • 自作スキルを出品して公開・販売できる導線がある

⚠️ デメリット

  • 収録数が多いぶん玉石混交で、品質・メンテナンス状況は個別に見極める必要がある
  • 運営会社・法人名がサイト上で明示されておらず、提供元の情報が読み取りにくい
  • インターフェースは英語中心で、日本語での検索・閲覧には向かない
  • MCPサーバーは外部ツールへの接続権限を持つため、素性の分からないサーバーを安易に導入するとセキュリティ上のリスクになる
  • 有料プランの価格体系がサイト表層からは分かりにくく、導入前にドキュメントを読む必要がある

類似サービスとの比較

比較項目MCP MarketMCP.soSmitheryPulseMCP
主な役割ディレクトリ + マーケット + Hubディレクトリディレクトリ + ホスティングディレクトリ + ニュース
エージェントスキル対応(検索・出品)限定的限定的限定的
ツールの集約MCP Market Hubなしありなし
自作の公開登録・ホスティング可登録可登録・デプロイ可登録可
主な言語英語英語英語英語

いずれもMCPサーバーの発見を担うサービスだが、MCP Market は「探す」だけでなく「束ねる」「売る」まで守備範囲に含めている点が特徴である。

こんな人におすすめ

  • Claude や Cursor、Cline などのMCP対応クライアントを使い始め、拡張できるツールを探している人
  • 特定の目的(Web検索、データベース接続、ファイル操作など)に合うMCPサーバーを比較検討したい人
  • Claude Code や Codex 向けのエージェントスキルをまとめて探したい人
  • 複数のMCPサーバーを併用していて、設定の煩雑さを1つのエンドポイントに集約したい人
  • 自作のMCPサーバーやスキルを公開・配布したい開発者

まとめ

MCP Market は、増え続けるMCPサーバーとエージェントスキルの入り口として機能するディレクトリである。4万件を超える収録数とカテゴリ・ランキングの整理により、「まず何があるか」を知る用途では有力な選択肢になる。一方で、収録数の多さは品質のばらつきと表裏一体であり、実際に導入する際はソースコードや更新状況を自分で確認する姿勢が欠かせない。まずは無料で検索・閲覧を試し、Hub やホスティングが必要になった段階で公式ドキュメントのプラン比較を確認するとよい。

関連リンク

← ブログ