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Liminary ─ 保存した資料・会話・会議をAIが関連付け、出典付きで呼び出す知識管理アシスタント

Liminaryは、記事・PDF・動画・AIとの会話・会議の記録といった断片的な情報をひとつの場所に貯め、必要になった瞬間にAIが関連する内容を引き出してくれる知識管理アシスタントである。公式サイトでは「実際のリサーチに裏付けられた重要な判断を下す専門家と小規模チームのためのAI」と位置づけられており、コンサルタント・リサーチャー・投資家・戦略担当のように、大量の資料を読み込んだうえで意思決定する人を想定している。単なる保存先ではなく、文書を書いている最中や会議中に「この件なら前にこの資料を読んだはず」という情報を先回りして提示する点が特徴となる。回答には必ず出典が添えられ、元の資料へワンクリックで戻れる。

主な特徴

  • ワンクリック保存とアノテーション: ブラウザ拡張(Chrome / Firefox)から記事・レポート・PDF・AIチャット・動画をそのまま保存できる。読みながらメモを書き添えられるので、資料そのものと「自分がその時どう考えたか」を一緒に残せる
  • 先回りして情報を出すリコール: 検索窓に入力するのではなく、文書の執筆中や会議の最中に関連する保存済み情報が自動的に浮かび上がる。「何を保存したか忘れている」状態でも使えるのが設計の狙い
  • 会議アシスタント Magnet: 会議の文字起こしと要約に加え、会話の流れに合わせて過去の会議メモや保存資料から答えを引き出す。会議を単発の記録ではなく、継続する知識ベースの一部として扱う
  • ファクトチェックとギャップ検出: 文書中の主張を自分の保存資料と突き合わせて検証し、共有前に「情報が足りていない箇所」を指摘する。ファクトチェックはNotion上でも利用できる
  • ウォッチリストによる自動監視: クライアントやプロジェクト単位でウォッチリストを設定しておくと、新しい情報が出た際に自動で拾ってくる
  • NotionやGmailとの連携: 保存した知識を使ってGmail上でメールの下書き・編集ができるほか、上位プランではMCPコネクタやエージェント、Google Drive・Granolaとの連携にも対応する
  • 出典の明示: すべての回答は元の資料まで辿れる。根拠を提示しなければならない業務での利用を前提とした設計になっている

料金

プラン料金主な内容
Explorer無料保存200件、ローカルアップロード1日10件、Magnetでの会議は10回まで、基本のリコール、チャット履歴30日
Pro月額$29保存10,000件、ローカルアップロード1日100件、Magnetの会議数は無制限、ファクトチェックとギャップ検出を含む高度なリコール、モデル選択、チャット履歴24か月、MCPコネクタとエージェント、1プロジェクト10名までの共同作業
Team1ユーザーあたり月額$50保存・アップロード無制限、50名までのプロジェクト共有、チーム共通のナレッジベース、Drive・Granolaとの連携、高度なAIモデル、チャット履歴無制限、個別のオンボーディングと専任サポート

料金は2026年8月時点の情報です。年額プランの有無や50名を超えるチームの扱いは公式に記載がないため、最新の料金は公式サイトをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • 保存した資料を「思い出して検索する」必要がなく、書いている最中・話している最中に向こうから出てくる
  • 回答に必ず出典が付くため、提案書やレポートの根拠として使いやすい
  • 会議アシスタントMagnetが無料プランでも試せる(回数制限あり)
  • 記事・PDF・動画・AIチャットと保存できる形式が広く、情報源を1か所に集約できる
  • NotionやGmailなど、実際に文章を書く場所の中で使える

⚠️ デメリット

  • 無料のExplorerプランは保存200件・会議10回までと上限が早く来るため、本格利用ではProが前提になる
  • Proは月額$29と、個人向けの知識管理ツールとしては安くない部類に入る
  • ファクトチェックとギャップ検出は有料プラン限定で、無料プランでは中核機能の一部を試せない
  • 日本語インターフェースや日本語での精度について公式に明示された情報がなく、導入前に自分の資料で試す必要がある
  • ブラウザ拡張を前提とした保存フローのため、拡張機能を入れられない環境では使い勝手が落ちる

類似サービスとの比較

比較項目LiminaryNotion AIMemGranola
主な役割保存資料の自動関連付けと先回り提示ドキュメント作成とワークスペース内検索メモの自動整理と関連付け会議メモの自動生成
会議対応Magnetが文字起こし+過去知識の呼び出し会議ノート機能あり限定的中核機能
出典の明示すべての回答に付与ワークスペース内を参照メモ間のリンク中心会議の発言に紐づく
ファクトチェック保存資料と突き合わせて検証(有料)非対応非対応非対応
無料プランあり(保存200件)あり(AI機能は制限)ありあり

こんな人におすすめ

  • クライアントへの提案や投資判断など、根拠を示しながら結論を出す必要がある専門職
  • 読んだ記事やPDFが増えすぎて、どこに何があるか分からなくなっている人
  • 会議で過去の議論や資料をすぐ参照したいが、毎回探すのに時間を取られている人
  • Notionでレポートを書く際に、主張の裏付けをその場で確認したい人
  • 少人数のチームで、共通のリサーチ資産を作りたい組織

まとめ

Liminaryは、情報を「保存する」ところではなく「使う瞬間に出てくる」ところに重心を置いた知識管理ツールである。出典が必ず付くこと、会議中にも過去の知識を引き出せること、共有前にギャップを指摘してくれることは、根拠が求められる仕事と相性がよい。一方で無料プランの上限は早く到達するため、まずExplorerで保存とリコールの感触を確かめ、日常業務で手放せないと感じた段階でProに移るのが現実的な進め方になる。

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