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Genspark Browser ─ AIエージェントを内蔵し、調べ物や手続きを丸ごと任せられるブラウザ

MainFunc が提供する、Web ブラウジングと AI エージェントを一体化したデスクトップブラウザ。2025年6月に発表され、macOS(Apple Silicon / Intel)と Windows で利用できる。普通のブラウザとして使えるのはもちろん、「この 3 製品の価格と保証条件を比べて表にして」といった依頼を出すと、エージェントが自分でページを開いて回り、結果をまとめて返してくれる。MCP ストア経由で外部サービスと接続でき、さらにオープンモデルを手元のマシンで動かすオンデバイス機能も備える。ブラウザ本体は無料で配布されている。

主な特徴

  • AI エージェントによる自動操作(Autopilot モード): 調べ物・価格比較・フォーム入力といった作業を、エージェントがタブを操作しながら進める。人が 1 ページずつ開いて読み比べる手間を省ける
  • Super Agent との統合: Genspark 本体のエージェント機能をブラウザから直接呼び出せる。リサーチのレポート化、資料作成、予約や問い合わせといった一連の流れを 1 か所で扱える
  • MCP ストアで外部ツールと接続: Model Context Protocol(MCP)に対応したツールをストアから追加でき、GitHub・Notion・Slack・Discord など多数のサービスと連携できる。公式は 700 以上の連携を掲げている
  • オープンモデルをローカル実行: クラウドに送らずに手元のマシンで動くオープンウェイトモデルに対応。オフラインでも要約や下書きに使えるほか、社外に出したくない文書を扱う場面で選択肢になる
  • 広告ブロックを標準搭載: 拡張機能を追加しなくても広告表示を抑えられ、ページの表示も軽い
  • 既存ブラウザからの移行: Chromium ベースのため、ブックマークやパスワードのインポート、使い慣れた拡張機能の利用がしやすい

料金

ブラウザ本体は無料。クラウド側のエージェント機能(Super Agent やリサーチなど)は Genspark アカウントのクレジットを消費するため、使う量に応じて Genspark のプランを選ぶ形になる。

プラン月額料金主な内容
Genspark Browser 本体$0ブラウザ・広告ブロック・ローカルモデル実行
Free$01 日あたり少量のクレジットでエージェント機能を試用
Plus$24.99(年払いで月額 $19.99 相当)月あたり 1 万クレジット規模、各種モデル・スライド生成など
Pro$249.99(年払いで月額 $199.99 相当)大量のクレジット、優先処理、新機能への早期アクセス
Team / Enterprise要問い合わせ組織向けの管理・請求

料金は2026年8月時点の情報です。クレジットの消費量は依頼するタスクによって大きく変わります。最新の料金は公式サイトをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • 調べ物や比較検討のように「開く・読む・まとめる」を繰り返す作業を、そのままエージェントに渡せる
  • ブラウザ本体が無料で、まず試すハードルが低い
  • ローカルモデルに対応しており、通信環境が悪い場所や外部に出したくない内容でも使える
  • MCP ストアで連携先を後から増やせるため、使い込むほど任せられる範囲が広がる
  • 広告ブロック標準搭載で、素のブラウザとしての使い心地も良い

⚠️ デメリット

  • クラウド側のエージェント機能はクレジット制で、重い依頼を続けると消費が読みにくい
  • エージェントの自動操作は万能ではなく、ログインが必要なサイトや複雑な画面では途中で止まることがある
  • ログイン中のサイトを AI が操作する構造上、決済や個人情報を扱う画面での利用は慎重な判断が要る
  • デスクトップアプリのみで、モバイル環境では同じ体験にならない
  • 機能追加のペースが速く、料金やクレジットの条件が変わる可能性がある

類似サービスとの比較

比較項目Genspark BrowserCometChatGPT AtlasDia
提供元MainFuncPerplexityOpenAIThe Browser Company
中核となる強みエージェント自動操作+MCP 連携検索とサイドバーの質問応答ChatGPT との一体運用執筆・タブ横断の要約
外部ツール連携MCP ストアで多数追加可限定的コネクタ経由限定的
ローカルモデル実行対応非対応非対応非対応
ブラウザ本体の料金無料無料(上位機能は有料)無料(上位機能は有料)無料

こんな人におすすめ

  • 製品比較・出張手配・条件の洗い出しなど、複数サイトを行き来する調べ物が多い人
  • リサーチから資料の下書きまでを 1 つのアプリで完結させたい人
  • GitHub や Notion など普段使うサービスとブラウザをつなぎ、作業を自動化したい人
  • 社外に出したくない文書を扱うため、ローカルで動くモデルを試したい人
  • AI ブラウザに興味はあるが、まず無料で使い勝手を確かめたい人

まとめ

Genspark Browser は、「AI が横に付いているブラウザ」ではなく「AI が代わりに操作するブラウザ」に近い。調べ物や定型の手続きをまとめて渡せる点が最大の価値で、MCP ストアによる連携とローカルモデル実行という 2 つの拡張軸を持つのが他の AI ブラウザとの違いになる。まずは無料のブラウザ本体を入れて自動操作の精度を確かめ、クラウド側のエージェントを日常的に使うようになった段階で Genspark の有料プランを検討するのが現実的だろう。

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