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Command Code ─ 受け入れ・却下・編集を学習して開発者の流儀を覚えるターミナル常駐型AIコーディングエージェント

ターミナルに常駐するAIコーディングエージェント。最大の特徴は独自モデル「taste-1」で、提案に対する「受け入れ」「却下」「編集」の一つ一つを学習シグナルとして取り込み、そのプロジェクトと開発者に固有の書き方を覚えていく。サーバーレスAI基盤を手がけていたLangbaseが方向転換して生まれたサービスで、創業者はAhmad Awais氏。GitHub共同創業者Tom Preston-Werner氏のPWVがリードするシードラウンドで500万ドルを調達している。コードはローカルに保持され、学習で得た「taste」も手元に置かれる設計になっている。

主な特徴

  • taste-1による継続学習: 提案を受け入れたか、却下したか、どう手直ししたかをシグナルとして扱い、繰り返し同じ指摘をしなくても済む状態を目指す。溜まった流儀はプロジェクト単位のスキルとして再利用される
  • 3つの実行モード: 対話的なCLI、スクリプトから呼べるヘッドレス(-p / --yolo)、そして手元の作業を止めずに走らせるバックグラウンドサンドボックスを使い分けられる
  • セッションをまたぐ文脈保持: /agents でエージェントを定義し、/memory に個人の前提や決めごとを蓄積して、次のセッションにも引き継げる
  • スキル・コマンド・MCPで拡張: 定型作業を /skills/commands にまとめ、/mcp で外部サービスやローカル環境に接続できる。プラグイン機構も用意されている
  • 50以上のモデルに対応: Anthropic、OpenAI、Googleに加え、DeepSeek、Qwen、MiniMax、GLMなど幅広いモデルを選べる。自分のAPIキーを使うBYOKにも対応している
  • チームでの共有: /share でセッションを共有したり、npx taste push / pull で学習した流儀をチーム間で受け渡したりできる

導入は npm i -g command-code@latest でグローバルインストールし、cmd login でブラウザ認証を済ませてからプロジェクトディレクトリで cmd を実行する形。Node.js 22以降が必要になる。Claude Code、Codex、Cursor、Gemini などの既存設定を取り込む /import も用意されている。

料金

クレジット制で、プランごとに毎月付与されるクレジット額と利用できるモデルの範囲が変わる。

プラン月額料金付与クレジット主な特徴
Go$1$10相当taste-1と一部のプレミアムモデル、Discordサポート
GOAT$10$70相当29以上のモデルにモデル別割当、利用状況の分析
Pro$20$80相当オープンソース系+プレミアムモデル、上位モデルへのアクセス
Max 10×$100$150相当レート上限の拡大、優先サポート
Max 20×$200$300相当全モデル、最上位のレート上限
Provider(API)$15+従量課金OpenAI/Anthropic互換エンドポイント、リクエスト単位の分析
Teams$40プール制クレジットの共有と一括請求
Enterprise要問い合わせカスタム席数無制限、専任サポート、SLA

未使用クレジットは繰り越され、解約はいつでも可能とされている。年払いの割引プランは公式の料金ページには掲載されていない。特定モデルを対象にした期間限定の優待が随時あり、実質的に使える金額が付与クレジットより大きくなる場合がある。

料金は2026年8月時点の情報です。最新の料金は公式サイトをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • 好みの書き方を覚えてくれるため、同じ修正指示を繰り返す手間が減っていく
  • 対話・ヘッドレス・バックグラウンドの3モードがあり、手作業から自動化まで同じツールで回せる
  • 50以上のモデルから選べ、BYOKで自分のAPIキーも使えるので、モデルの選択肢に縛られにくい
  • コードは学習に使われず、蓄積した流儀もローカルに保持される
  • 最安プランが月$1からで、試すハードルが低い

⚠️ デメリット

  • 完全な無料プランは料金ページに見当たらず、継続利用には月額課金が前提になる
  • クレジット制のため、使い方によっては月内に上限へ達し、実際のコストが読みにくい
  • ターミナル前提の設計で、GUIエディタ中心の人には馴染みにくい
  • 2026年に登場した新しいサービスで、Claude CodeやCursorに比べると情報や事例がまだ少ない
  • 学習の効果は使い込むほど出る性質のため、短期間の試用では違いが分かりにくい

類似サービスとの比較

比較項目Command CodeClaude CodeCursorOpenCode
提供元Command Code(旧Langbase)AnthropicAnysphereオープンソースコミュニティ
形態ターミナルCLIターミナルCLIエディタ(VS Codeベース)ターミナルCLI
好みの学習taste-1で受け入れ・却下・編集から継続学習メモリ・設定ファイル中心ルールファイル中心設定ファイル中心
利用モデル50以上(マルチベンダー、BYOK可)Claude中心複数ベンダー複数ベンダー(BYOK)
料金の考え方クレジット制(月$1〜)サブスクリプションサブスクリプション本体無料+モデル従量

こんな人におすすめ

  • AIの提案を毎回同じように直していて、その修正作業自体を減らしたい開発者
  • ターミナル中心で作業していて、エディタを離れずにエージェントへ委任したい人
  • モデルを一社に固定したくない、あるいは手持ちのAPIキーを使い回したい人
  • チーム内でコーディング規約や書き方の癖を揃えたい開発チーム
  • CIやスクリプトからAIエージェントをヘッドレスで呼び出したい人

まとめ

Command Codeは、「エージェントに毎回同じ好みを説明し直す」という手間そのものを減らしにいったコーディングエージェントである。taste-1による継続学習とローカル保持の設計は、長く同じプロジェクトを触る開発者ほど効きやすい。一方で完全無料の枠は用意されておらず、クレジット制ゆえにコスト感を掴むまで少し試行が要る。まずは月$1のGoプランで自分の作業に馴染むかを確かめ、使用量が読めてきた段階で上位プランやProviderプランを検討するとよい。

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