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Clay ─ 150以上のデータプロバイダーとAIエージェントでアウトバウンドを自動化するGTMデータ基盤

企業・人物データを複数のプロバイダーから横断的に取得し、AIエージェントが自動でリサーチ・要約・パーソナライズを行うリードエンリッチメントツール。ノーコードのワークフロービルダーでCRM連携やメール配信、広告オーディエンス同期までパイプライン生成を自動化し、アウトバウンド実行までを一気通貫で支援する。営業組織のアウトバウンド・インバウンド双方に対応し、MCP経由でChatGPTなどのAIエージェントツールからも利用できる。2026年に入ってからも「Clay in ChatGPT」(ChatGPTの会話内から人物検索・連絡先エンリッチ・パーソナライズ文面の下書きができる機能)や、複数の広告プラットフォームに常時同期できる「Clay Ads 2.0」など、AIエージェント連携と実行機能の拡張が続いている。

主な特徴

  • ウォーターフォール型データエンリッチメント: 150以上のデータプロバイダーを横断し、1つのプロバイダーで取得できなければ次のプロバイダーを試す「ウォーターフォール」方式で、企業・人物データのカバレッジを高める
  • Claygent(AIリサーチエージェント): Web上の情報を調査して任意のカスタムデータ項目を自動生成するAIエージェント。2026年7月には低コストで動く新しいオープンウェイトモデル(Kimi K2.6・GLM 5.2)に対応し、8月にはClaygentが実行時に参照する再利用可能な指示セット「Skills」機能が追加された
  • ノーコードのワークフロー自動化: Workflows・Functionsを使い、エンリッチメントからCRM反映、メール配信、広告オーディエンス同期までの一連の処理をノーコードで構築・再利用できる
  • エージェントツール連携(MCP・API/CLI): MCP経由でChatGPTなどのAIエージェントツールから直接リード情報を扱えるほか、コーディングエージェント向けのAPI/CLIプラグインでClayのワークフローをコードから直接構築できる
  • 実行機能(広告・シーケンサー): LinkedIn・Meta・Googleなど複数の広告プラットフォームに常時同期できる「Clay Ads 2.0」や、Clay純正のメールシーケンサーによる配信自動化に対応する

料金

プラン月額料金(目安)主な特徴
Free$0500 actions/月・100 data credits/月、Claygentでのエンリッチ、席数・テーブル数は無制限
Launch$167/月〜(年払い)15,000 actions/月〜、電話番号エンリッチ、シグナル追跡、メール配信連携
Growth$446/月〜(年払い)40,000 actions/月〜、CRM自動同期、任意のHTTP API連携、広告オーディエンス無制限
Enterprise要問い合わせSSO、ロールベースアクセス制御(RBAC)、専任グロースストラテジスト

料金はプラットフォーム利用量を示す「Actions」とデータ購入量を示す「Data Credits」に応じた従量課金制で、プランごとに上限を調整して契約できる。上記は2026年8月時点の情報で、年払い時の最小構成における目安月額。最新の料金・プラン内容は公式サイトをご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • 150以上のデータプロバイダーを横断するウォーターフォール型エンリッチメントで、単一データベース型のツールより高いデータカバレッジを狙える
  • AIエージェント(Claygent)によるリサーチ・要約・パーソナライズを、ノーコードのワークフロー上で自動化できる
  • CRM連携・メール配信・広告オーディエンス同期までを一つのワークフローとして構築でき、アウトバウンド実行まで一気通貫で完結する
  • MCPやChatGPT連携など、普段使いのAIエージェントツールから直接リード情報を扱える柔軟性がある
  • OpenAI・Anthropic・Figma・Notionなどエンタープライズ企業での導入実績が豊富

⚠️ デメリット

  • ワークフロー設計の自由度が高い分、初期のセットアップと運用に習熟が必要で学習コストが高い
  • Actions・Data Creditsの従量課金のため、利用量が増えるとコストが読みにくくなりやすい
  • チームでクレジットを共有する場合、配分・管理に手間がかかるとの声がある

類似サービスとの比較

比較項目ClayApollo.ioInstantlyZoomInfo
主な役割データエンリッチ+ワークフロー自動化見込み客データベース+シーケンス送信コールドメール送信基盤自社データベース型GTMプラットフォーム
データソース150以上の外部プロバイダーを横断自社データベース外部データ提供は非対応(送信特化)自社プロプライエタリデータ
AIエージェントClaygent(リサーチ・パーソナライズ)簡易的なAIアシスト機能簡易的なAIアシスト機能一部AI機能を提供
価格モデル従量制(Actions/Data Credits)、シート数無制限シート課金+クレジット制送信量ベース課金、シート数無制限年間契約が中心(要問い合わせ)
向いている組織GTMエンジニア・RevOpsチーム中小規模のセールスチーム代理店・高頻度送信を行うSDRチームエンタープライズの営業組織

こんな人におすすめ

  • 営業組織のアウトバウンド・インバウンド双方で、データエンリッチメントとパーソナライズを自動化したいGTMチーム
  • 単一のデータベースでは物足りず、複数プロバイダーを横断して高いカバレッジのリード情報を得たい企業
  • ノーコードでCRM連携・広告オーディエンス同期までを一気通貫のワークフローとして構築したいRevOps担当者
  • MCPやChatGPTなど、普段使っているAIツールから直接リード情報を扱いたいセールス担当者
  • エンタープライズ規模でのGTM(Go-To-Market)インフラ構築を検討している企業

まとめ

Clayは、150以上のデータプロバイダーを横断するウォーターフォール型エンリッチメントと、AIエージェントClaygentによるリサーチ・パーソナライズを組み合わせ、リード獲得からアウトバウンド実行までを一つのノーコードワークフローにまとめられるGTMデータ基盤である。MCPやChatGPT連携など、エージェントツールとの接続を積極的に拡張している点も特徴だ。一方でワークフロー設計の自由度の高さは学習コストの高さと表裏一体であり、従量課金の仕組み上、利用量が増えるほどコスト管理が重要になる。データエンリッチメントの精度とワークフローの柔軟性を重視するGTMチームにとって有力な選択肢だが、既に単一のプロスペクティングツールで十分な小規模チームには過剰な場合もあるため、無料プランで自社のワークフローに合うかを見極めるとよい。

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