BrowserOSが開発する、AIエージェント専用のセカンドブラウザ。チャットでは賢く振る舞えても実際のブラウザ操作ができないというAIの弱点を埋めるツールで、ログイン済みの実アカウントを引き継いだまま、MCP(Model Context Protocol)経由で Claude Code・Cursor・Codex などのエージェントにブラウザ操作を任せられる。普段使いのブラウザとは別に動くため、自分の作業を止めずにエージェントへWeb上のタスクを並行して委任できる。処理はすべて手元のPCで完結し、オープンソース(AGPL-3.0)として公開されている。2026年7月リリース、Mac/Windows対応。
主な特徴
- ログイン済みアカウントをそのまま利用: サンドボックスの使い捨て環境ではなく、Gmail・カレンダー・業務ツールなどの実際のログイン状態を引き継いでエージェントが作業できる。Chromeからのログイン情報の取り込みもワンクリックで行える
- MCPでワンクリック接続: Claude Code・Cursor・Codex・VS Code など主要なAIコーディングツールとMCP経由で接続。設定ファイルの記述は不要で、インストール済みのエージェントを自動検出する
- 圧縮したページ情報でトークン節約: 生のHTMLをそのまま渡すのではなく、圧縮したページ表現をエージェントに渡すことで、LLMのトークン消費を抑えながらブラウザ操作を実現する
- 複数エージェントの並列実行: タブごとに分離された環境で複数のエージェントを同時に走らせられる。調査・フォーム入力・定型作業などを並行して進められる
- セッションリプレイで検証可能: すべての操作が手元に動画として記録され、あとからスクラブ(巻き戻し)して「エージェントが実際に何をしたか」を検証・デバッグできる
- ローカルファースト設計: データ・スクリーンショット・セッション履歴はすべて自分のマシンに保存され、外部サービスへ送信されない
料金
| プラン | 料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 無料 | $0 | 全機能利用可能。オープンソース(AGPL-3.0)として公開 |
料金は2026年8月時点の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
メリット・デメリット
✅ メリット
- 完全無料かつオープンソースで、コードをGitHubで確認できる透明性がある
- ログイン済みアカウントを使えるため、サンドボックス型では不可能な「実アカウントでの本物の作業」を任せられる
- ローカル完結でデータが外部に出ないため、業務アカウントを扱う場面でも導入しやすい
- セッションリプレイにより、エージェントの操作を事後検証できる安心感がある
- MCP対応ツールならワンクリックで接続でき、セットアップの敷居が低い
⚠️ デメリット
- 実アカウントへのアクセスをエージェントに渡すため、誤操作(誤送信・誤削除など)のリスク管理は利用者側の責任になる
- 対応OSはMac/Windowsで、モバイルでは利用できない
- MCP対応のエージェント環境(Claude Code等)が前提のため、非開発者には導入のハードルがある
- 2026年7月リリースの新しいツールで、機能や安定性は発展途上の面がある
類似サービスとの比較
| 比較項目 | BrowserOS neo | Playwright MCP | Browserbase | Comet (Perplexity) |
|---|---|---|---|---|
| 形態 | ローカルのセカンドブラウザ | ブラウザ自動化MCPサーバー | クラウドのヘッドレスブラウザ基盤 | AI統合ブラウザ(普段使い向け) |
| 実行場所 | 手元のPC | 手元のPC | クラウド | 手元のPC |
| ログイン済みアカウント | 引き継ぎ可 | プロファイル指定で可(手動設定) | セッション管理は自前で構築 | ブラウザ自体に統合 |
| 並列実行 | タブごとに並列 | 構成次第 | クラウドでスケール | 想定外 |
| 料金 | 無料(OSS) | 無料(OSS) | 無料枠あり/有料プラン | 無料(上位機能は有料プラン) |
こんな人におすすめ
- Claude Code や Cursor を使っていて、エージェントに「ブラウザでの実作業」まで任せたい開発者
- 業務データを外部クラウドに出せないため、ローカル完結のブラウザ自動化を探している人
- SaaSの管理画面操作・フォーム入力・Webリサーチなどの定型作業を、自分の作業と並行してAIに委任したい人
- エージェントの操作ログを記録・検証できる仕組みを重視する人
- オープンソースで中身を確認できるツールを選びたい人
まとめ
BrowserOS neoは、「ログイン済みの実アカウント」「ローカル完結」「MCP接続」という組み合わせで、AIエージェントのブラウザ操作を現実的な選択肢にするセカンドブラウザである。クラウド型のブラウザ自動化と違ってデータが手元から出ず、セッションリプレイで事後検証もできるため、実アカウントを扱う作業との相性がよい。無料かつオープンソースなので、Claude Code などのMCP対応環境がある人は、まず小さな定型作業から試してみるとよい。